2008年11月03日

枕草子より「春はあけぼの」

◎清少納言の書いた「枕草子」ですが、朗読ではなく、表現よみで読んでいます。第一が原文の読みです。第二が現代語訳の読みです。第三が、原文と現代語訳を交互に読んでいます。それぞれのよみを比較しながらお聞きになってください。現代訳は角川文庫のビギナーズシリーズを使用しました。(下記参照)

 春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく山ぎは、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

 夏は夜。月のころはさらなり、やみもなほ。蛍の多く飛びちがひたる、また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くも をかし。雨など降るも をかし。

 秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、からすの寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて、雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。

 冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。(第一段)

表現よみ:渡辺知明
●原文

●現代語訳 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

●原文と現代語訳

枕草子 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
枕草子 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)角川書店

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posted by 渡辺知明 at 19:31| Comment(8) | TrackBack(0) | 日本の古典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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